オユ10移転 甲駅⇒能登中島駅
2004年11月16日~17日
鉄道郵便輸送が廃止された1986年(昭和61年)に廃車になったオユ102565は、同年12月に旧国鉄能登線甲駅に留置され、1988年に転換された第三セクター「のと鉄道」開業後はのと鉄道が所有しました。当会の前身「保存車両活用研究会(当時、後のふるさと鉄道保存協会)」が平成10年にのと鉄道様から譲渡していただき、引き続き甲駅側線に留置させていただきながら、公開行事と車体補修作業を続けてきましたが、2005年(平成17年)4月1日に能登線が廃止されるのに伴い、同社のご厚意により、七尾線能登中島駅の側線に移転させ、今後の保存活動を継続させていただくことができました。甲駅廃止4ヶ月前という早い時期に移転を行うこととなり、11月16日深夜の最終列車発車後から17日未明にかけて、オユ10は保線用モーターカーの牽引で移送され、能登中島駅上り副本線の七尾寄りに留置されました。
11月14日における甲駅の様子 車内は移動に備えて片づけ済み
オユ10近くまで自動連結器を装備した保線モーターカーが接近して待機
11月17日の能登中島駅 ついにオユ102565がやって来た