鉄道郵便車復活運転Ⅰ ~ 車内臨時郵便局の開設

2005年3月20日

当会は年に1回総会を開催していまして、2004年度は北陸事務局および鉄道郵便WGが主に担当し、2005年3月19日に石川県和倉温泉で開催しました。
これとあわせて翌20日に、鉄道郵便車を復活運行し、七尾郵便局が車内臨時郵便局の開設を行いました。のと鉄道お座敷車等を貸切にした車内懇親会とともに行ったものです。3月限りで廃止となる能登線全線を走破するとともに、鉄道郵便車「オユ10 2565」も訪ねました。
七尾郵便局が車内で開設した臨時郵便局としては、郵便物の引き受け、切手等の販売、特殊日付印の押印を行いました。


開催内容

1 鉄道郵便車の復活運転
往路の穴水から珠洲までは、動く車内で「穴水珠洲間下り1号便」として往年の車内作業を実演しました。模擬郵便物と七尾郵便局から貸与された区分棚と郵袋を使って車中継送区分を21年ぶりに再現し、「穴水珠洲間下り1号便」として、鉄道郵便車乗務員OBらが往年の車内作業を実演しました。集配郵便局最寄駅ごとに停車して、ホームの局員役(お客様およびスタッフ)との受け渡しシーンも再現しました。鉄道郵便車としては終点となる珠洲駅では、能登線乗り納めので詰めかけた多数の地元乗客や鉄道ファンの面前で、ホームに郵袋が降ろされ、注目を集めました。

 

       
       貸切郵便列車! 「〒」マークがイカす                            特製のヘッドマーク                                     郵袋を積み込む会員スタッフ     

   
   会員と鉄郵OBが区分作業         小さなお客さんも
区分体験         小包も運んでいました     駅で送致証と郵袋を授受

 
2.臨時郵便局の開設
七尾駅から乗車した正式に勤務中の七尾郵便局郵便課職員が、車内臨時郵便局(正式には「七尾郵便局臨時出張所」)を開設しました。ハガキ等の販売と、この列車のために作成された特殊日付印の押印をしました。また、オユ10グッズ、車内区分証明書など在中のエクスパックを参加者などの自宅に向けて発送するため、復路で前述の郵政職員が区分作業も行いました。20年ぶりに郵政職員が業務として走行中の鉄道車両内で区分作業を行ったのです。
    
   
  臨時出張所を車内で開設     臨時出張所の小型印                  郵便局員が乗務し実物郵便物を走行する列車内で区分!(夢のよう…)              

3.その他
能登中島駅ではオユ10 2565を訪ねました。穴水駅では能登線CTCセンターを見学しました。

      
       オユ10車外風景         金沢鉄郵OB会の皆さんも招待            CTCセンターを見学              本物は誰だ!

  

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