鉄道郵便車復活運転Ⅱ・よみがえれ!金輪線!
2010年3月21日(日)
「鉄道郵便車復活運転Ⅱ・よみがえれ!金輪線!」を開催しました。ふるさと鉄道保存協会能登総会の翌日エクスカーションとして2005年に第1回を開催したのに続く2回めの企画で、今回は当会員のほか、金沢、大阪鉄道郵便局OBの方々、テレビ局員が参加されました。
のと鉄道NT212号を貸切ってヘッドマークと郵便マークを掲出し、七尾~穴水~和倉温泉のコースを走行しながら、車内にオユ10で展示、実演に使用している郵袋、模擬郵便物を使用して、かつて国鉄七尾線で郵便輸送していた金沢輪島線の扱い便「金輪下一号便、上り一号便」の七尾穴水間作業を再現、実演しました。座席車両であるため、ボックスシートは会員と参加各位が乗車し、ロングシート部分に代用郵便車で使われていた簡易区分棚を設置した上で、走行中の車内での郵袋開披と区分、締切作業を行いながら七尾、田鶴浜、能登中島、穴水駅で郵袋の積み卸しを実演し。能登中島駅では停車時間を取り、オユ10の見学もしました。
折返しの穴水駅ではヘッドマーク撮影会などで過ごしたのち、折返しで上り便の実演をして郵袋を締め切り、ダイヤ設定の都合で和倉温泉駅止まりとなり解散しました。このたびの開催では、鉄道郵便局OBの皆様と会員が親睦を図り、皆様からは車内区分作業の再現とオユ10車内を懐かしんでいただきました。お弁当や参加記念品も喜んでいただき、雨天での開催ではありましたが、楽しく有意義な一日を過ごすことができたかと思います。また、同乗した石川テレビ様の収録でテレビ放映され、七尾駅では北國新聞様の取材、掲載をしていただきました。
手作りの貸切列車は主催者として準備段階から各方面への折衝、手配などいろいろと大変ですが、他の鉄道愛好団体による貸切列車イベントに参加して勉強させてもらい、お手本にしながら開催にこぎつけました。ダイヤ、車両面でご協力いただきましたのと鉄道様、多数のご参加をいただきました金沢鉄道郵便同窓会様をはじめ皆様に厚く御礼申し上げます。
オユ10から実演用郵袋を搬出 回送列車の到着を待つ 受渡員になった気分♪♪ NT212貸切郵便車?
七尾まで定期列車併結だったので 郵袋積み込みの再現 テレビ局と新聞社が撮影
ここで解結して単行に
締切郵袋を積み上げ 簡易区分棚を設置して郵便物区分作業 列車が走り出し作業に大わらわ
車内引き受け郵便物は日付印で消印 能登中島駅で沿線局員との受け渡しを再現 オユ10を見学し鉄道郵便経験者と歓談
穴水駅に到着 郵袋を下ろしてホームに積む 乗客が乗ったまま穴水駅構内で入換え運転
参加者に配られた説明書と記念品 弁当にはオリジナル掛け紙 保存されているNT127お座敷車
上り列車も受け渡しをしながら 乗務員が携行した短尺ほうきで車内掃除 郵袋を引渡しする送致証を作成
★穴水駅ヘッドマーク撮影会
今回のヘッドマーク 「区分くん」登場 穴水駅に別の団体「お見合い列車」が到着
鉄道郵便車復活運転(パート1) 鉄道の日テッピー 快速潮干狩号
謹賀新年 迎春(日の出くん) 行先LEDを「急行」にして「能登路」ヘッドマーク!