広島鉄道郵便局糸崎分局跡

 2021年1月27日

山陽本線糸崎駅は東京門司線と糸崎広島線(呉経由)が分岐した駅で、分局庁舎は駅舎(駅本屋)の北側正面、国道交差点の向かい側にあり、糸広線乗務のほか、糸崎駅の積み降ろし、積み替え作業、小包の分配作業や、福山糸崎間自動車便への中継、三原局受け渡しの作業を行っていました。

まず、1978年10月(53・10改正)に糸広線の輸送と積み替え作業が廃止され、1984年2月(59.2改正)の輸送システム改革により東門線が車中継送区分を廃止すると同時にこの分局も廃止となりました。護送便は鉄道郵便の廃止となる1986年10月まで残存しましたが、広島県東部(郵便番号72地域)の受け渡しは福山局(駅)だけになったため、糸崎分局がひと足先に廃止され、その後は糸崎駅に荷物列車が停車しても乗務員が交替するだけとなりました。庁舎跡地はその後売却され、現在は医院となっています。

   
                                                             当時の地図に明記されている                                                                   跡地に建つ医院(2021年1月27日撮影)

 

 

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