大阪鉄道郵便局 乗務課・大阪駅郵便室

2016年5月20日

旧国鉄大阪駅は鉄道郵便局があった当時は、高架の7ホームに14線(中線含む)と、さらには神戸方切り欠きの荷物積み降ろし線を有していましたが、現在は工事とリニューアルによってすっきりした配線になりました。当時、各ホームの神戸方には、荷物、郵便それぞれにエレベーターがあり、郵便エレベーターは高架下に設置された郵便室とつながり、列車で積み降ろしされる郵便物(郵袋)はエレベーターを使って郵便室で一時保管され、又は地下通路を通って、南側に隣接していた大阪中央郵便局に運ばれました。また、高架下には第一~第三乗務課も併設され、乗務員、駐在員の拠点となっていました。鉄道郵便局の本局は大阪中央郵便局5階にあり、これは別ページで紹介します。
★乗務課
北門~南門の間を南北に通じる通路の神戸方に設置。
・第一乗務課(通称いちじょう)
 東京門司線大阪糸崎間又は大阪岡山間乗務員の集合、解散、点呼、準備作業など
・第二乗務課(通称にじょう)
 大阪青森線大阪敦賀間、大阪東舞鶴線、京都下関線(福知山鳥取間)、亀山大阪線乗務員の集合、解散、点呼、準備作業など
・第三乗務課(通称さんじょう)
 駅駐在作業のうち、積み替え郵袋保管、ホーム積み降ろし、北門南門積み降ろし、その他管理業務
・第四乗務課(通称よんじょう)
 大阪中央郵便局との地下通路に設置。同局との中継、一部列車のホーム積み降ろし
・その他
 中二階に更衣室、食堂(昭和52年廃止)など
★大阪駅郵便室
次のもので構成されていました。
・北側高架沿い道路に面する北門
 ~主に大阪小包集中局へのトラック発着
・大阪環状線高架と大阪中央郵便局との間に設けられた通路に面する南門
 ~コンテナ締切便、貨車締切便、亀山大阪線に中継するトラック発着
・郵袋保管室
 ~積み替えするまで一時保管するための場所。仕切り板、方面表示板、ベルトコンベアなどを設備。
★「荷物ホーム」跡
2011年5月に大阪駅新駅舎(ステーションシティとルクア)が開業しました。これに併せた工事によって、大阪駅におけるプラットフォームは減少し、番号は次の通り変更となりました。
工事前  環状1・2  1・2  3・4  5・6  7・8  9・10  11
工事後    1・2     3・4  5・6  7・8  9・10  11   廃止
1面2線が減少しています。
1950年代から1980年代にかけて、鉄道荷物や鉄道郵便の積み降ろしがあったため、上下線とも専用のプラットフォームが必要でした。主として、工事前の3・4番線が下りの、工事前の9・10番線が上りの荷物・郵便積み降ろしに使われました。
その後、大阪駅の改築、リニューアルのため1面2線分を廃止して、その分は1番線の方に詰め込んでゆき、2011年までの工事によって旧10・11番線の空間は、多くの部分が商業ビル「ルクア」と自動車発着場に使われています。

   

        旧4番線に発着する東門下り便                   旧10番線に入線するEF58             左写真の場所は現在の11番線

「工事前」写真は1982年1月3日、「工事後」写真は2010年10月23日撮影

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