札幌鉄道郵便局札幌輸送センター跡

2017年7月26日

函館旭川線の札幌駅受渡は発足後から長らく札幌駅で行われてきましたが、1980年(昭和55年)10月1日の国鉄ダイヤ改正で郵便、荷物輸送体系も改正され札幌駅と苗穂駅に分けて行うようになり、主に札幌始発終点となる函館、釧路方面への鉄道便は苗穂駅発着に改められました。函館本線からの引き込み線と郵便荷物ホームが設置され、札幌輸送センターが発足しました。その後は、札幌駅の本局と共に受渡業務を分け合う形で駐在業務を行っていましたが、1984年(昭和59年)2月1日ダイヤ改正に伴う輸送縮小と合理化により廃止され、3年4ヶ月という短命に終わりました。跡地は苗穂駅南側に隣接する墓石工場となっており、工場建造物が輸送センター庁舎跡と思われます。苗穂駅から引き込み線が分岐して郵便車が積み卸しホームに押し込まれ、乗務員もここから乗り降りしたようです。

 
                                       輸送センター
跡地を西側から                                               JR跨線橋上で北西側から引き込み線と輸送センター敷地跡

(2000年8月11日撮影)

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